Herba Helveticaの真正ラベンダーは、フランス南東部・ヴォクリューズ地方に広がる畑で育まれています。この地はリュベロン自然公園に隣接し、豊かな自然と静けさに包まれた、時間がゆっくり流れるような場所です。人の手は最小限に抑えられ、希少な動植物が共存する、まさに自然の宝庫とも言える環境です。
地中海のリズムが育てる、深みある香り
このラベンダーが育つのは、地中海性気候ならではの土地。年間2,600時間を超える日照、そして冬には雪に覆われる厳しい寒さ。ここ特有の「ミストラル」と呼ばれる強く乾いた風もまた、ラベンダーに個性的な香りをもたらしています。
羊とともに歩んできた、自然と共生する農法
南向きの急斜面に根を張るラベンダーは、昔ながらの自然に寄り添う方法で育てられています。かつて野生のラベンダーが咲いていた頃、この地では羊が放牧されていました。花には目もくれず、雑草だけを食べる羊たち。その存在が結果的にラベンダーの生育を助けていたと言われています。
今でもその伝統は大切に守られています。羊たちは畑の雑草を食べることで、土壌を豊かにし、畑の手入れを自然に担ってくれる――人と動物、植物が静かに寄り添い合うこのサイクルこそが、持続可能な農業の原点です。
種から育てる「ポピュレーション」という選択
一般的にはラベンダーは挿し木(クローン苗)で継承しますが、この畑では自然に実った種からラベンダーを育てています。これは「ポピュレーション」という伝統的な栽培方法です。
一株一株がそれぞれ異なる個性を持ち、畑全体に豊かな多様性をもたらします。この多様性が香りに深みを与え、環境の変化や病気にも強くしてくれるのです。
自然のリズムに耳を傾けながら、植物本来の力を引き出すこの方法は、香りの原点に立ち返る選択でもあります。
100年を超える、蒸留の技術
収穫から蒸留までの工程も、代々受け継がれてきた方法で丁寧に行われています。刈り取られた花穂は、伝統的な手法で蒸留され、その香りの繊細さがしっかりと守られます。
こうして生まれたエッセンシャルオイルは、ワインやチーズと同様にAOP(原産地保護呼称)とオーガニックの認証を受け、信頼の品質で届けられます。
自然と伝統が織りなす、奇跡のような香り
このラベンダーの香りは、高地の野生ラベンダーを思わせるような、澄んでいて、どこか懐かしいもの。純粋で繊細、心にすっと染みわたるような香りです。それは、まさに自然と人の知恵が重なり合って生まれた、奇跡のようなひとしずく。
アロマテラピーの専門家フィリップ・メイルビオも著書『La Nouvelle Aromatherapie』でその特性を取り上げており、このエッセンシャルオイルが嗅覚だけでなく心にも穏やかな影響を与えることが語られています。
エルバエルヴェティカの真正ラベンダーは、アロマテラピーの品質基準 E.O.B.B.D. Quality Assurance に適合し、繊細で上品な香りが特徴です。香りとケアの両面において、バランスのよいエッセンシャルオイルとして高く評価されています。
2025.08.26
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